internet draft の書き方。テンプレートを使ってマークダウンで

TLDR;

Internet DraftをIETFへ提出してみました。提出が楽だったのは以下のテンプレートのおかげです。

github.com

 

 

 

題名のとおりInternet DraftをIETFへ提出してみました

www.ietf.org

リンクはこちら。内容について意見をいただけると嬉しいです。

(内容についてはいつか書く)

 

Internet Draftはだれでも提出することができます。

 

 

internet draft の書き方/提出の仕方。

「internet draft 提出ってとても難しいんじゃないの?」と思っていました。

想像以上に簡単だったので共有します。

テンプレートのおかげでとてもとても楽に提出できました。GitHub Actions という魔法がすべてやってくれました。よくわからないけどすごい。

3ステップでできます。

 

1. リポジトリを作る。

説明:https://github.com/martinthomson/i-d-template/blob/main/doc/REPO.md

こちらに従ってリポジトリを作ってpushするとなんか、GitHub Actions が動いて

https://momoka0122y.github.io/draft-momoka-ipv6-only-resolver/draft-momoka-v6ops-ipv6-only-resolver.html

上記のurlのようにgithub アカウントにいい感じのgithub.io ページが作られて、いい感じにdraftっぽくなります。 (Internet Draft を実際に提出するまでの間はこちらを草稿として人に送ることができました)

 

2. draftの中身を書く

マークダウンで書けるのでとても楽でした。

今回書いたマークダウンはこちらです。

https://github.com/momoka0122y/draft-momoka-ipv6-only-resolver/blob/main/draft-momoka-v6ops-ipv6-only-resolver.md

(こちらにPRをもらうことで複数人一緒にdraftが書けますね)

 

3. 提出する。

本来は

https://datatracker.ietf.org/submit/ からXMLファイルを提出するのですが、これもgithub actions が全て勝手にやってくれました。

説明:https://github.com/martinthomson/i-d-template/blob/main/doc/SUBMITTING.md

実際行ったのは git tag を行い、pushするだけ。これでGitHub Actions が提出をしてくれました。以下二つのコマンドで終わりでした。

$ git tag -a draft-momoka-v6ops-ipv6-only-resolver-00 
$ git push origin draft-momoka-v6ops-ipv6-only-resolver-00
そしたら数分後に

Confirm submission of I-D draft-momoka-v6ops-ipv6-only-resolver

と言うメールがおくられ、同意をしたら完了していました。

 

完成!!

datatracker.ietf.org

 

 

 

+ 最後にwgのメーリスにdraftを提出した旨を送った。

mailarchive.ietf.org